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「う」

ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットとは、人が中に出入りできる衣類収納スペースで、納戸のような独立した空間になっているものです。歩いて(Walk)入れる(in)クローゼット(Closet)とそのまんまの意味です。略してWICと記載します。ウォークインクローゼットは寝室に設けることが一般的です。

浮床工法

浮床工法とは、歩く音やピアノ等の演奏によって出る音の振動が床に伝わらないようにするための工法です。主に、RC造(鉄筋コンクリート造)やSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の集合住宅や大型の一般住宅などで用いられます。
具体的には、コンクリートスラブなどの主構造体と床材とを離し、その間に防振材を据え付けて、床の音が直接構造体に伝わることを防ぎます。

請負契約

請負契約とは、依頼を受けた者(請負人)がある仕事を完成することを約束して、その依頼主(注文者)がその仕事に対して報酬を支払う契約のことをいいます。
一般的には、建物の建築工事や土木工事等を示すことが多い契約ですが、弁護士のように訴訟をやり遂げる「依頼」などのような場合も請負契約となります。

請負人の瑕疵担保責任


請負契約によって引き渡した目的物が種類または品質に関して契約の内容に適合しない場合に、請負人が負うこととなる責任のこと。
例として、建設工事請負契約によって建築し、完成した建物が契約の内容に適さない場合に、施工業者が負う責任。民法の規定による契約不適合責任のひとつで、これを「瑕疵担保責任」といいます。住宅の場合は、主要構造部と雨漏りに関しては10年の瑕疵担保責任が付くことが一般的ですね。

国土交通者が詳しいPDF公開していますので以下リンクしておきます。

雨水汚水分流方式・合流方式

雨水と住宅から出る汚水を別々の管で処理する方式を分流方式、1つの管で処理する方式を合流方式といいます。
雨水は雨の水のことですが、汚水は生活雑排水やトイレや台所からの排水、他にはお風呂の排水をまとめていいます。
分流方式の場合、雨水は側溝への放流か宅内浸透桝に浸透させる方法があります。

内金

売買代金や請負報酬などの一部として先行して支払うお金のこと。契約時の内金としては手付金を示す場合もあります。
不動産では、購入した不動産の売買代金を分割して支払う場合、一般的には前払いされる代金の一部のことを「内金」といいます。「内入金」や「中間金」ともいいます。 

内法

うちのりと読みます。内側の寸法のこと。建築では壁や柱の内側から測る寸法のことをいいます。

内倒し窓

内倒し窓とは、名前の通り、窓が室内側に倒れて開く窓のことです。
メリットとしては、防犯性が高いこと、プライバシーを保つことが出来ることがあげられます。逆にデメリットはカーテンの設置がしにくいことや雨が入り込みやすいことがあげられます。

内断熱

断熱の方法のことです。
詳細は「内断熱工法」を参照。

内断熱工法

断熱工法のことです。
断熱の方法には、構造部材の間の空間に断熱材を充填する内断熱工法と、構造体の外側を断熱材で覆う外断熱工法があります。
日本の住宅では内断熱で施工することが一般的です。施工コストの安さや施工のしやすさなどが理由です。
ただ、まれに内断熱よりも外断熱の方が優れている!とくどくどと述べた書籍等出ていますが、建物の構造や施工技術の精度によっても左右されるため、一概にどちらが優れているとは言えないと思います。

打ちっ放し

打ったままにすることという意味ですが、建築では、コンクリートを打っただけの仕上げのことをいいます。
打ちっぱなしの外壁はかっこいいですね。
他にゴルフではゴルフ練習場のこともいいますね。

打継ぎ

コンクリートの継ぎ打ちのことです。
鉄筋コンクリート造などで、建物の各階ごとに分けて打ちこまれたコンクリートの接続部分(継ぎ目)のことです。
コンクリートは1面を大きく施工しようとすると、構造的に弱くなり、防水面でも水漏れの原因となります。そのため、コンクリートとコンクリートをつなぎ合わせることでそれらの弱点をクリアさせるのですが、その継ぎ目の部分を打継ぎといいます。 

内法面積

建物の床面積の算出方法には、内法計算といって壁の内側を測る方法と、壁芯計算という壁の中心線を基準として計算する方法があります。通常、戸建て住宅は壁芯で算出した面積で建築確認申請や登記をしますが、マンションの場合は、販売広告やカタログなどの記載は壁芯で計算して、登記する時は内法によって計算された面積を用います。物件広告と登記簿の専有面積が一致せず、登記簿記載の方が小さくなるのはそういった理由からです。

ウッドデッキ

日本語に訳すと木でできた船の甲板となります。これではちょっと意味不明ですが、庭に設置する木材もしくは樹脂材で作られた構築物のことです。
ウッドデッキのある家は憧れですね。
ウッドデッキで使用する木材は外部に設置することから高耐久の木材を使用する必要があります。また、定期的に塗装を行うなど手間がかかります。現実は甘くないです。

埋戻し

埋戻しとは、基礎工事や地下工事によって掘削した部分を、土で埋め原状に戻すことをいいます。

売建住宅

売建住宅とは、土地を購入した後に建築請負契約を結ぶことを条件として建てる住宅のことです。一般的には宅地を分譲するときに、売主が指定した特定の会社で建築することが条件になります。更地の状態で進めますので、買主はある程度自由に間取りを決めることができますが、完全なフリープランではなく、ある程度決められたパターンから選ぶことが多いです。
ちなみにこの土地のことを「建築条件付き土地」といいます。
もし、「建築条件付き土地」が気に入ったのですが、建築はどうしても自分の好きなメーカーで建てたい!という場合、条件によっては建築条件を外すことも可能です。(お金を払うことになりますが…)

売主

不動産の中では2つの意味があります。
1つは、不動産を売る人(または法人)という意味です。新築マンションや建売住宅の売主は不動産会社が売主となることが一般的です。中古物件では個人が売主となることも多いです。
また、2つ目は取引態様の意味もあります。不動産を購入しようとする買主にとって、売買契約を結ぶ相手のことを意味しています。

売主の瑕疵担保責任

不動産を売却しようとした場合、その物件に通常では発見できないような瑕疵(欠陥のこと)があった場合は、売主が買主に対して負わなければならない担保責任のことです。
例えば、ある土地を保有する売主が、住宅を建築する目的の一般の買主に売却したとします。買主の建築が始まって基礎工事に入った時に、地中からゴミやガラがたくさん出てきて工事に支障がでてしまった、取り除くために想定外の費用がかかってしまった、なんて場合はその不動産に瑕疵があったといえます。そのようなときは、売主は買主に対して責任をもって対応しなければなりません。買主保護のための制度といえます。
では、土地を買ってから10年後に瑕疵を発見したとしても、売主は瑕疵担保責任を負わなければならないのでしょうか?
実は民法では、買主が瑕疵の事実を知った時から1年以内に請求しなければならないと決められています。期限が無いと売主はいつまでたっても安心できないですからね。

売渡証書

売主もしくは買主からの依頼で、登記手続きを担当する司法書士が不動産売買契約書を基にして作成する書面のことをいいます。記載する内容は「売主の住所・氏名」「買主の住所・氏名」「売買される不動産の概要」となります。

ウレタンフォーム

ポリウレタンを原料とする発泡体。一般的にとても軽量で、断熱性・防音性に優れているため断熱材・吸音材に使用します。寝具や梱包材などに使われることもあります。身近な存在です。 

上物

「うわもの」と読みます。
不動産売買では、土地の上に建ってある建物のことをいいます。
同じ漢字で「じょうもの」と読む場合は、上等の品物のことをいいます。
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